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体が温まる秋のスタミナ料理

寒気は吹き飛ばし、栄養はキープするスープ料理ベスト3

評価 5.0
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木枯らしが吹く秋！体が冷え込む季節が本格的に始まった。体が冷えると、免疫力も低下しやすくなるという。免疫力をアップさせるためにもこの時期に食べておくと良いとされる料理、体の芯まで温まる秋のスタミナ料理をご紹介しよう。

あっさりしたスープの味が絶品、釜山の郷土料理「ふぐスープ」

晩秋から真冬にかけて、益々美味になるふぐ！旬のふぐといっしょにセリ、長ネギなどを煮込んだふぐスープは、釜山が発祥の郷土料理だ。ふぐは身が柔らかく、それでいてしっかりした歯ごたえのある食感が特徴的だが、コクのあるスープの味が沁み込んだふぐの身をタレに付けて食べると、その食感と風味がより一層引き立てられる。デトックスと二日酔いにも効果があり、ビタミンと蛋白質が豊富で、秋に低下しやすい免疫力をアップさせる食材だ。

ふぐは、スープだけでなく、その独特な食感を活かした様々な料理法がある。分厚く切ったふぐに衣をつけて油で揚げたふぐの天ぷらは、外はカリッと！中はジューシー！衣のサクサク感、柔らかく歯ごたえのある身の食感、口の中に広がるジューシーな後味、畳み込むように複雑な味わいが押し寄せてくる。茹でたふぐの皮をセリ、白髪ねぎなどで和えた「ふぐ皮の和え物」も欠かせない絶品だ。

秋の贈り物「ワタリガニ」がスープの中にどぶん！ピリ辛「ワタリガニスープ」

「ぎっしり身の詰まったワタリガニはいかが？」秋は、まさにワタリガニの季節！「秋ナス」ならぬ「秋ワタリガニ」という言葉があるほど、ワタリガニは今が旬だ！「秋の贈り物」という表現は、ワタリガニのためにある。太ったカニの身をタレと一緒にご飯と混ぜて食べると、他におかずは何も要らない。ワタリガニの醤油漬け「ケジャン」だけがご飯泥棒なのではない。ワタリガニスープも、それに引けを取らない。

食べやすく処理したワタリガニ、ニンニクと長ネギなどいろいろな野菜をたっぷり入れてピリ辛に仕上げたワタリガニスープ！一口飲んだだけで体の芯まで温まり、幸せな気分が味わえる。コクのある潮の香りは、得も言われぬ味なのだ！高たんぱく食品のワタリガニは、疲労回復に良いタウリンと鉄分が豊富に含まれていて、不足がちな栄養を補ってくれる。

秋の贈り物「ワタリガニ」がスープの中にどぶん！ピリ辛「ワタリガニスープ」

コリコリした食感のアワビ、つるっとした食感の柔らかいワカメのハーモニー「アワビ入りワカメスープ」！二つの海の香りが織り成すスープの味は、思わず歎声を漏らすほどだ。芳醇な海の香りのスープを口に含むと、至福の時を感じる。エゴマ油で炒めたワカメと丸ごと食べられるアワビの風味は、最高の組み合わせだ。

秦の始皇帝が長寿のために好んで食べたといわれるアワビは、海の高麗人参、海の熊胆とも呼ばれる、栄養たっぷりの食材だ。鉄分、ヨードのような主成分の他に、抗がん効果があるとされるフコイダンも含まれていて、抗がん作用と気力回復に役立つ。海藻のワカメにも、カルシウム、ヨードなど多くの成分が含まれている。健康に良い食材たっぷりの、海の香り漂うアワビ入りワカメスープを飲んで、この季節、寒さに負けず元気に過ごそう。