
文・写真 ムン・チョルジン
1. 乙淑島生態公園
釜山現代美術館の向かいにある乙淑島生態公園ピクニック広場は、9月末から一面がピンク色に染まり、秋の情緒を漂わせる。ネズミガヤ属の植物「ピンクミューリー」が咲き誇り、秋らしい雰囲気を演出する。それほど規模は大きくないが、公園の一角を円形に囲う形で群落を成しており、ぶらりと散歩を楽しみながら秋の気分を味わうのに申し分ない(今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐためにピンクミューリーが剪定されたため、今では観ることができない)。2. 三楽生態公園
乙淑島生態公園から車で10分ほど離れた所にある三楽生態公園は、四季を通じて様々な風景に出会える都心の身近な公園である。三楽生態公園の魅力を存分に感じられる季節は、何と言っても秋だ。真っ白なアシの花畑が果てしなく広がる壮観に出会えるからだ。9月中旬から10月末にかけて、三楽生態公園一帯ではアシの花の饗宴が繰り広げられる。洛東江に沿ってびっしりと生えているアシの群落は、どこまで続いているのかわからないほどだ。止んでいた風がそよそよと吹けば、まるで波のように真っ白なアシの花が一斉に踊り出す。肩を組み合って一緒に踊っていたかと思えば、風に身を任せてそれぞれに揺れながら華麗な姿を見せてくれる。佇んでじっとその光景を見ていると、自然と笑みがこぼれる。3. 大渚生態公園
大渚生態公園に造成されているピンクミューリー群落は、乙淑島生態公園のものよりもずっと面積が広い。狭い空間にたくさんの人が集まると写真を撮るのも見物するのも大変だが、大渚生態公園は広々としているのでそんな心配は無用だ。乙淑島や三楽生態公園のように都会から完全にかけ離れたような風景ではないが、洛東江周辺の開けた空間のすがすがしさが大渚生態公園の魅力である。山がちな釜山には思ったよりも平野が多くない。ほとんどが傾斜や丘になっているので、地平線を見るのが難しい。でも、大渚生態公園からは地平線がよく見える。地下鉄3号線江西区庁駅から近く、アクセスしやすいのもメリットだ。住所
乙淑島生態公園休業日
年中無休営業曜日及び時間
常時利用料金
無料(駐車料金は有料)交通情報
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