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加徳島 — 釜山の“もうひとつの港町”をめぐる癒しの旅

文・写真 | SONOKA

加徳島 — 釜山の“もうひとつの港町”をめぐる癒しの旅
  • 評価 レーティングの星未評価
  • PV 24
「2024年釜山観光産業動向分析資料」によると、加徳島(カドクド)は釜山新港をはじめ複数の港が位置し、外国人の平均滞在者数が最も多い島として注目されています。加徳島は日本からもそう遠くない場所にあり、出張などで釜山に滞在している人が「ちょっと足を伸ばして日帰りで行く」にもちょうどいい距離感だと感じました。 実際に歩いてみて思ったのは、観光・仕事・生活等々、それぞれ違う理由で島を訪れた人たちが、市街地とはまったく違うゆるやかな空気の中で海と集落の風景を思い思いに楽しんでいたことです。その姿を見て、「ここは釜山のもう一つの顔なんだ」と自然に納得できました。華やかさはないけれど、人の暮らしの温度と自然の息づかいが混ざり合う──そんな“生活ごと美しい”加徳島という漁村の魅力を、これからご紹介していきます。

大項漁村体験休養村

  • 加徳島 — 釜山の“もうひとつの港町”をめぐる癒しの旅1
加徳島(カドクド)の美しい海をすぐ目の前に感じられる、人気の体験型観光スポット「大項漁村体験休養村」。穏やかな波音と潮風に包まれながら、海の魅力を全身で味わえる特別な場所です。
ここでは、地元の漁師さんたちと一緒に楽しむ船上釣り体験や、海の上をゆったりと進む海上観光体験、そして魚の群れを間近で見られるボラ観覧船体験など、多彩なアクティビティが用意されています。どのプログラムも、初めての人でも気軽に参加できる内容で、子ども連れの家族や友人グループにも大人気です。各プログラムの実施期間はそれぞれ異なるため、訪問前に公式サイトまたは電話での確認が必須です。
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特に晴れた日には、海の青さと周囲の島々の美しいコントラストが見事で、自然の中で過ごす時間が一層特別なものに。地元の方々が親切に案内してくれるので、まるで島の暮らしに溶け込んだような温かさを感じられます。
体験を終えた後は、港を散歩したり、近くのカフェや食堂で地元の海の幸を味わうのもおすすめ。心地よい海風と笑顔あふれる人々に出会えるこの村は、訪れる人すべてに“忘れられない思い出”を残してくれます。


大項漁村体験休養村

  • 住所 : 釜山広域市江西区加徳海岸路(カドクヘアンロ)1207番ギル9-2
  • 交通 : 都市鉄道1号線下端駅 → バス520番に乗り換え → 「大項村」停留所下車、徒歩4分
  • ホームページ: https://cms.seantour.com/BS002/index.do

碇巨(チョンゴ)村文化通り

  • 加徳島 — 釜山の“もうひとつの港町”をめぐる癒しの旅1
釜山・加徳島の静かな漁村にある碇巨文化壁画通りは、観光地化されていない素朴な魅力が残る癒しのスポットです。村の小さな路地沿いには、地元の人々の暮らしや海辺の日常をテーマにしたカラフルな壁画が並び、まるで“村全体が一枚の絵”のよう。潮風とともに漂う懐かしい雰囲気が、訪れる人の心を優しく包み込みます。
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壁画には、網を編む漁師や港で遊ぶ子どもたち、猫や魚など、漁村のあたたかな日常が描かれており、一つひとつの絵に物語を感じます。観光客が少ないため、静かな空気の中でゆっくりと散策でき、心が自然と穏やかになる場所です。
フォトスポットとしても人気で、可愛らしい壁画を背景に写真を撮る人も多く、SNSでは「まるで映画のロケ地みたい」と話題になることも。どこを切り取っても絵になる風景が続くので、カメラ片手に散歩するのが楽しいですよ。
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華やかさよりも“素朴さとぬくもり”を感じたい人にぴったりの場所。日常の喧騒を離れて、ゆっくりと流れる時間と港町の情緒を味わってみてください。きっと心がふっと軽くなるはずです。

碇巨(チョンゴ)村文化通り

  • 住所 : 釜山広域市江西区訥次洞 832
  • 交通 : 下端駅乗換センター停留所→江西区20番バスに乗換→天加農協停留所で下車、徒歩30分

大項村 防波堤灯台

  • 加徳島 — 釜山の“もうひとつの港町”をめぐる癒しの旅1
加徳島の穏やかな海沿いに佇むテハンマウル防波堤灯台は、まるで絵本の1ページから抜け出したようなロマンチックな風景が広がる場所です。白い灯台と赤い灯台、そして小さな漁船が並ぶ静かな港の風景は、訪れる人に“時間が止まったような癒し”を与えてくれます。灯台のそばには小さな防波堤が伸びており、そこを歩くとまるで海の上を散歩しているような気分に。
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灯台の背後には美しい大項港の海が広がり、反対側には大項漁村体験村の風景が重なって見えます。静かでのどかな雰囲気の中、ゆったりと散策を楽しむのにぴったりの場所です。カップルや写真好きの人にも人気で、SNSでは“釜山の隠れた夕日スポット”として密かに注目を集めています。派手な観光地ではないけれど、どこか懐かしく、温かみのあるこの場所。都会の喧騒を離れ、海風を感じながら静かな時間を過ごすにはぴったりです。沈みゆく夕日を眺めながら、心がほっと落ち着くひとときを過ごしてみませんか?

大項村 防波堤灯台

  • 住所 : 釜山広域市江西区大項洞393-3

大項展望台

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加徳島の魅力を象徴する絶景スポットといえば、ここ大項展望台。海と空、そして島々が織りなす壮大なパノラマ風景は、訪れる人の心を一瞬で奪います。特におすすめは、日没の時間帯。太陽がゆっくりと水平線へと沈んでいく瞬間、空と海がオレンジやピンクに染まり、あたり一面が幻想的な雰囲気に包まれます。風の音と鳥の声だけが響く静けさの中で、自然の美しさと儚さを同時に感じられる、心に残るひととき。
天気の良い日には、陽の光にきらめく水面のゆらめきを眺めているだけで時間が経つのも忘れてしまうほど美しい景色が広がっています。

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  • 加徳島 — 釜山の“もうひとつの港町”をめぐる癒しの旅2
写真撮影を目的に訪れる人も多く、SNSでは「釜山で一番美しい夕日スポット」として紹介されることも。大項展望台の近くまで車で行くことができるので、軽いドライブコースとして訪れるのにもおすすめです。

大項展望台

  • 住所 : 釜山広域市 江西区 大項洞 山1-7

1966Jungwon 大項店

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大項漁村体験休養村の近くにあるアンティーク雰囲気漂うトンカツ屋さん。店内は木の温もりを感じるヴィンテージ調のインテリアで、まるで時間がゆっくり流れるような落ち着いた空間です。窓からは自然豊かな景色が広がり、静かな海辺の町ならではの癒しを感じられます。
  • 加徳島 — 釜山の“もうひとつの港町”をめぐる癒しの旅1
海辺ドライブの途中に立ち寄るにも最適なスポットで、美味しい料理とレトロな雰囲気の両方を楽しめる隠れ家のようなお店です。訪れた人の多くが「まるで小さな森の中のカフェみたい」「加徳島にこんな素敵なトンカツ屋さんがあるなんて」と口をそろえるほどの人気店。ドライブの途中で立ち寄るもよし、目的地としてゆっくり過ごすもよし。美味しい料理と静かな癒しの時間を求める方に、ぜひ訪れてほしい隠れ家的レストランです!

1966Jungwon 大項店

  • 住所 : 釜山広域市 江西区 加德海岸路 1205
  • 営業時間 : 平日:10:30-15:00, 休日:10:30-19:00


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