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2026釜山ビエンナーレ開幕式レポ、「不協和の合唱」の展示情報まで

2026釜山ビエンナーレ開幕式レポ、「不協和の合唱」の展示情報まで
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  • PV 403

文/写真:コブギクリエイター6期 チョ・ミンギョン




2026年8月28日金曜日午後5時、釜山現代美術館にて2026釜山ビエンナーレの開幕式が開かれました。一般公開を翌日に控えたこの日、現場には展示会に参加したアーティストや関係者、韓国内外の文化芸術界の人士が集まりました。公式の開幕式だけでなく、主要作品を一足先に鑑賞でき、レセプションまで!今年の釜山ビエンナーレの現場に皆様をご招待します!
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今年の釜山ビエンナーレのテーマは「不協和の合唱(Dissident Chorus)」です。8月29日から11月1日までの65日間、釜山現代美術館、Space ONEZ、(旧)釜山南高等学校の3か所で開かれ、22か国から46のアーティスト・チームが参加しています。共同展示監督はエヴリン・シモンズ氏とアマル・ハラフ氏が務めています。


合唱から始まった開幕式

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開幕式は影島区立女性合唱団の合唱から始まりました。いくつもの声が1つの響きを作り上げる合唱の公演は、今年のテーマである「不協和の合唱」とも絶妙に共通していました。
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合唱の後には主な来賓の紹介が続き、チョン・ジェス釜山広域市長の開幕宣言と同時に2026釜山ビエンナーレの幕が上がりました。
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続いて共同展示監督であるエヴリン・シモンズ氏とアマル・ハラフ氏が舞台に上がり、展示企画の方向性や今年のビエンナーレを通じて投げかける問いについて紹介しました。展示を一緒に作り上げたアーティストの方々も次々と紹介され、韓国内外のアーティストが一堂に会して挨拶を交わす場面では国際アートイベントならではの雰囲気を感じることができました。
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最後に、主な来賓と展示監督、アーティストの記念写真撮影が行われました。みんなが拳を掲げてカメラを見つめる姿まで写真に収められ、多少格式張った雰囲気で始まった開幕式でしたが、活気溢れる中で締めくくられました。


「見る展示」から「聞く展示」へ

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公式イベントが終わってから展示監督と一緒に釜山現代美術館の主な作品を鑑賞しました。展示室に足を踏み入れて最初に感じたのは「音」でした。一般的なアート作品の展示のように静かな空間で作品を眺めるのではなく、あちこちから音楽や声、リズムが流れてきました。
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映像を映す壁や床、暗い照明とオブジェの間を歩いていると観覧客までもが作品の中に入っているように思えました。今回のビエンナーレでは、インスタレーションとサウンド、パフォーマンス、映像、彫刻、音楽などを通して音を1つの材料として用い、身体と集団の記憶を新しい方法で見せています。


強烈な印象を残したリュ・ソンシルの『一万通りの夢』

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開幕式当日に観た作品の中で特に目を惹いたのはリュ・ソンシル作家の『一万通りの夢』でした。
赤いリフトの上に複数の人物が重なり合っている姿はとても強烈でした。音楽とともに人物たちが合唱しているようなシーンが繰り広げられ、懐かしくも奇妙な雰囲気を醸し出していました。
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絶えず夢見て、成し遂げ、前に進むべきという社会的期待をユニークな方法で表現した作品です。最初は興味深い姿に魅了されましたが、ずっと眺めているうちに「我々はどこに向かって走り続けているのだろう」と考えさせられました。


手振りと帽子、デモの音楽まで作品に

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展示室では絵画や彫刻だけでなく、普段なら何気なく通りすぎてしまう身振りや音も作品の言語になります。
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大勢の人の身振りや手振りを記録した作品から文章が刻まれた帽子、デモの文化と音楽を連想させるインスタレーションまで表現方法も様々でした。まったく関わりのないように見えるイメージと声が1つの空間で出会い、新しい意味を作り出す様子を目の当たりにすると、「不協和の合唱」というタイトルも少しずつ理解できるようになりました。


空間全体が作品になる展示

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今回のビエンナーレでは、作品を一つずつ見ることより空間全体を感じることのほうが大事だと思いました。
大型スクリーンに繰り返し映し出される映像と床に反射する照明、赤く照らされた太鼓とマイク、壁に沿って続くドローイングなど、展示室ごとにまったく異なる雰囲気が続いていました。
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作品の説明を読んですぐ次に移動するよりは、少し立ち止まって周りの音に耳を傾けてみるのも良いと思います。最初は聞こえていなかった音も後から聞こえてきたり、隣の展示室の音響と重なり合い予想できなかった場面が出来上がっていくからです。今回の釜山ビエンナーレは、ただ「見る展示」というより見て、聞いて、空間の中を歩きながら体験する展示に近かったです。


釜山現代美術館から影島までつながる3つの展示会場

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2026釜山ビエンナーレは釜山現代美術館だけでは終わりません。乙淑島の釜山現代美術館、影島のSpace ONEZ、今年のはじめの頃まで学校として使われていた(旧)釜山南高等学校、この3か所が一つの展示を構成しています。
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洛東江と海が交わる乙淑島と港の面影が残る影島、生徒たちが旅立った学校というまったく異なる空間がそれぞれの作品に出会い、また新たな物語を紡ぎ始めます。1つの展示会場ですべての作品を観るのではなく、「釜山」という都市を移動しながら展示を続けて体験するという点も、今年のビエンナーレの特徴です。


釜山で聴く「不協和の合唱」

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現代アートは一度観ただけではその意味を理解できないこともあります。今回の釜山ビエンナーレもまた、正解を見つけるのではなく、音が聞こえてくるほうへ歩いたり、心惹かれる作品の前で少し長く足を止めたりできたことが良かったです。
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今年の秋、釜山でひと味違う文化旅行を計画しているのなら、釜山現代美術館だけ観て帰るよりは、無料シャトルバスに乗って影島にある2か所の展示会場に足を延ばしてみることをおすすめします。


Q&A


Q1. 釜山ビエンナーレの釜山現代美術館、Space ONEZ、(旧)釜山南高等学校を全部回るための移動方法を教えてください。

展示期間中は3か所の展示会場をつなぐ無料シャトルバスが運行されています(休館日を除く)。バスの出発時刻は、釜山現代美術館が11:00、14:00、16:30、Space ONEZが12:00、15:00、(旧)釜山南高等学校が12:30、15:30です。

Q2. 釜山ビエンナーレの作品に関する解説プログラムはありますか?

釜山現代美術館と(旧)釜山南高等学校では事前予約なしで当日先着順に展示解説プログラムを利用することができます。
 
利用案内
  • 住所

    - 釜山現代美術館 - 釜山広域市 沙下区 洛東南路 1191
    - Space ONEZ - 釜山広域市 影島区 蓬莱ナル路 214
    - (旧)釜山南高等学校 - 釜山広域市 影島区 中里北路 5
  • 営業曜日及び時間

    - 展示期間 - 2026年8月29日~11月1日、65日間
    - 開館時間:10:00~18:00
    - 入場締切 - 釜山現代美術館・(旧)釜山南高等学校 17:00/Space ONEZ 17:30
    - 休館日 - 毎週月曜日(秋夕及び祝日は通常どおりに開館)
  • 利用料金

    - 釜山現代美術館 - 一般 16,000ウォン/青少年・軍警 8,000ウォン/子ども 5,000ウォン
    - Space ONEZ - 無料
    - (旧)釜山南高等学校 - 無料

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