朴泰俊記念館
608 0 0 2021年12月14日に正式に開館した朴泰俊記念館は、韓国の経済成長の基礎を築いた浦項製鉄のストーリーが詰まった空間です。
故朴泰俊名誉会長の生家の隣に建設された記念館では、韓国の近現代史に大きな足跡を残した故人の業績を称え、その哲学と思想を調査・研究しています。記念館に展示・所蔵されている1,200点以上の遺物は、日帝強占期から現代に至る歴史と文化を物語る貴重な資料です。
ここで特に足を引き留められるのは、故李御寧氏の追悼の辞です。
「私たちが今枕を高くして眠ることができるのは鉄の工場に注いだ貴方の血と汗があったからで、子を胸に抱いて皆が明日への夢を育むことができるのは学校を建てて知識の畑を広げた貴方の徳であった」。
朴泰俊記念館は、周辺の自然を基準に、その風景になじんで一つになるように考えて設計された建物となっています。子どもと手をつないで展示を観た後にひと休みしたいなら、館内の林浪文化公園小さな図書館で本のページをめくる時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。