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草梁明太子ロード

明太子発祥の地で体験する明太子パスタ料理

評価 5.0
PV 11,366

皆さん、明太子はお好きですか？日本人なら真っ先に思い浮かぶのは福岡でしょう。明太子を日本の食品だと考えている人が多いかもしれませんが、明太子の発祥の地は韓国、それも釜山の草梁だといいます。その歴史的な事実を教えてくれる、草梁明太子ロードをご紹介します。

草梁明太子ロード

南鮮倉庫跡
草梁イバグ道塀ギャラリ
168階段
イバグ充電所明太子セルフクッキングクラス

その昔、釜山・草梁に建設された南鮮倉庫は、全国で獲れたスケトウダラが集結する大型物流倉庫だったそうです。それだけでなく、日本と地理的にも非常に近いため、日本とも漁業貿易が活発に行われていたそうです。
「明太庫房」と呼ばれた南鮮倉庫は、倉庫の内部の温度が常に一定に管理され、排水路などの施設も完備していたそうです。当時の釜山の人々にとって、たくさんあるスケトウダラの卵を塩漬けにして塩辛にして食べることは、とても自然なことでした。草梁に住んでいた日本人が明太子の塩辛の味に惚れ、日本にその味を伝えたことが、日本での明太子の始まりになったそうです。
南鮮倉庫は2009年に完全に撤去され、現在では赤い壁だけが残っており、その歴史を今に伝えています。

南鮮倉庫跡の近くには、徒歩圏内に草梁イバグ道があります。イバグ道の始まりである塀ギャラリーには、昔の草梁の物語を伝える壁画と写真が展示されています。草梁を代表する168階段と共に、釜山の歴史を振り返ることのできる道になっています。山の中腹に建てられたバラック村に上り下りするための唯一の道が、この168階段でした。現在では168階段と一緒に赤いモノレールが走り、歳月のコントラストをみせています。

草梁の明太子を発信する事業の一環として企画された、明太子セルフクッキングクラスをご紹介します。これは、168階段の端にあるイバグ充電所で行われています。ここで、明太子を惜しみなくたっぷり使ったパスタ作りの体験ができます。オイルパスタとクリームパスタのどちらかが選べます。クッキングクラスに必要な食材はすべて用意されており、シェフが調理方法を一つひとつ丁寧に教えてくれるので、料理ができなくても気軽にお楽しみください。

明太子パスタの作り方はとても簡単です。沸騰したお湯にパスタ麺を一握り入れ、柔らかくなるまで茹でてからざるにあげておきます。オリーブオイルをお鍋に入れ、タマネギ、ニンニクなどを炒めます。香ばしい香りに、思わずよだれが出てきます。そこに茹でたパスタ麺と主役の明太子を入れ、味と香りが付くように炒めれば、おいしい明太子パスタの完成です。

試食は2階の静かでプライベートな空間で楽しめます。シェフが作ったようなカンペキな明太子パスタをゆっくりと味わってください。明太子のプチプチした食感と新鮮さが、口の中に広がります。窓の外には、草梁・山腹道路の街の風景がパノラマのように広がっています。
いかがでしたか？釜山を訪れたら、こんな体験型の観光を楽しむのもいいかもしれません。釜山・草梁で明太子の歴史を知って、おいしい明太子パスタを自分で作ってみてください。こんなユニークな体験は、長く思い出に残るはずです。

利用案内

住所
草梁イバグ道釜山広域市東区中央大路(チュンアンデロ)209番ギル16
イバグ充電所釜山広域市東区瀛草(ヨンチョ)ウィッキル25
休業日
草梁イバグ道年中無休
イバグ充電所月曜日休業
営業曜日及び時間
草梁イバグ道常時
イバグ充電所火～日曜日
交通情報
都市鉄道1号線釜山駅7番出口徒歩2分
バス26, 27, 40, 41, 59, 81, 87, 103, 1003, 1004番で「釜山駅」下車、徒歩2分
駐車：釜山駅公営駐車場

草梁明太子ロード

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