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秋の癒しの散策

文・写真　旅行作家シン・ギョンミン

評価 5.0
PV 1,993

華明（ファミョン）エコパーク

華明新都市から最もアクセスしやすい華明エコパークは、湿地や水生デッキのみならず、海洋レジャースポーツなど多様な体育施設が備わっており、運動したり、ピクニックを楽しんだりと、様々な目的のために幅広い年齢層の人が訪れる。

華明エコパークではあちこちにススキやメタセコイア、様々な秋の花が咲き、釜山で秋を楽しむのにぴったりの場所だ。だが、自分が訪れたときは、花はすでに散ってしまった後で、残念ながら花を見ることはできなかった。それでも秋の色に染まったメタセコイアの木々やイチョウ、ススキが秋を十分感じさせてくれた。

ある日の午後、華明エコパークを訪れると、温かい日差しが降り注ぎ、秋の雰囲気に包まれていた。特に、第4駐車場付近のメタセコイア散策道を歩くと、その気配は更に高まった。訪れた日はピクニック日和で、多くの人が散歩や運動などを楽しんでいた。華明エコパークは、一年中その季節ごとの醍醐味が感じられ、いつでも美しくゆったりしていて、芝生や遊歩道、洛東江（ナクトンガン）など色々な風景を堪能することができる。

線路が伸びる森の中の散策道

午後にはかなり涼しくなる今日この頃、多くの人が散歩に出かける季節だ。華明洞には、こんな秋晴れを最高に楽しめる遊歩道がある。それは「線路が伸びる森の中の散策道」だ。この森は、京釜（キョンブ）線の線路から発生する騒音を防ぐためにつくられた緑地帯だ。
華明洞の「線路が伸びる森の中の散策道」はそれほど長くない道だが、木々がぎっしり生い茂っていて、まるで森の中のような雰囲気が漂う。また、ここの樹種のほとんどはメタセコイアか紅葉なので、夏は深い緑に、秋は温かい色に辺り一面が染まって、見るだけで気分が高揚してくる。

また、散策道は華明エコパークとも繋がっていて途中にある橋の下のトンネルに入ると華明エコパークに行くことができるので、両方いっぺんに回るのがおすすめ。

散策道には色々な運動器具も置かれているので、軽く運動したり、あるいは森の図書館で一冊を適当に取り出してベンチに座って読み耽ったりするのも良い時間の過ごし方かも知れない。木陰のベンチに座っていると、時たま聞こえてくる幽かな汽車の音が、都心から離れていることを実感させてくれるので、エコパークに木陰がないときはここで憩いの時間を過ごしてみよう。

クムビッノウルブリッジ

夜、江辺道路で亀浦を通ると、華やかな橋が見えてくる。今年5月に完工したクムビッノウルブリッジだ。クムビッノウルブリッジは、亀浦（クポ）市場と華明エコパーク蓮団地を結ぶ歩道橋で、昔は蓮団地に行くためにはかなり回り道をしなければならなかったが、クムビッノウルブリッジができてからは回り道をせず、真っすぐわたることができるようになった。

クムビッノウルブリッジは4階建ての建物の高さで、歩道橋を渡るには階段を上っても良いが、エレベーターも設置されている。ブリッジに立つと、亀浦市場方面から華明洞方面が橋の両側から見渡せる。しかも鉄道の上に架けられているので、時間が合えば、汽車が下を通る姿も見ることができる。

歩道橋を歩いた先には展望台があるので、そこでしばらく休んでみよう。涼しい風に当たりながら素晴らしい眺望が楽しめる。「金色の夕焼け」という意味の名前からも分かるように、夕焼けの時間に行くと素晴らし夕陽が見られるので、日没時間を確認してから訪ねてみよう。また、夜になると様々な色の灯りが点くので、素敵な夜景が見られる。夕焼けを見たあと、少し待って夜景まで楽しんでみよう。
クムビッノウルブリッジはそれほど長くないので、軽く散歩するのにちょうど良い。釜山で珍しい観光スポットを探している方に、是非おすすめしたいスポットだ。

利用案内

住所
華明生態公園:釜山広域市北区華明洞1718-17
線路が伸びる森の中の散策道区間: 釜山広域市北区徳川洞ソンフン江辺アパートの裏～金谷洞農協ハナロマートの裏
クムビッノウルブリッジ: 釜山広域市北区亀浦洞
休業日
年中無休
営業曜日及び時間
常時
利用料金
無料
交通情報
華明生態公園/線路が伸びる森の中の散策道
都市鉄道2号線・華明駅5番出口から徒歩10分
駐車：華明生態公園駐車場

クムビッノウルブリッジ
地下鉄2号線・徳川駅3番出口から徒歩10分
駐車大理川公営駐車場

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